メンタルの強さについて考える

オリンピック、賛否両論ありましたがやはり元気もらえますね。

各国選手がベストコンディションでないという批判はまああるでしょうが、条件はどうあれ選手たちにとっては本気と本気のぶつかり合い。

無観客でもやれたのは良かったと思う。

 

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先日、とある経営者の方とじっくり話せたこともあり、「メンタルの強さ」について考えてみた。

彼女は元々全国トップレベルのテニスプレーヤーであることもあり、彼女の精神面の強さはいつも参考にさせてもらっている。

 

「メンタルが強い」とは即ち、以下に分解できると思う。

 

1.真に重要なところに全力投球できること(落として良いところを落とせること)

2.プレッシャーに打ち勝って取るべきところを取り切れること

3.うまくいかなくてもすぐ次に切り替えられること

 

究極的にはすべて、どこが重要かを見極めることに集約されると思う。

人間、すべてを100%ではできない。まずこの事実を真摯に向き合い、真に力を入れるべきところはどこかを見極めることである。

正直、精神面云々以上に強い・弱い以前にここが一番難しく、筆者も含め多くの人ができていないところであると思う。

 

「ここを逃してはいけない」が見えればそこに全力投球すれば良いのだが、それがプレッシャーになることは多い。

大切なのは、外してはいけないポイントを行動に落とせるものに定義することだと思う。

例えばテニスの試合なら、ゲームを決める接戦の1点もゲーム開始時の1点も本来同じ。

よって、この1点は重要、この1点はそうでもないという結果ベースの優先順位付けには意味がない。

むしろ優先順位をつけるべきは、その1点で何をすべきか、だ。

例えば、1st gameのポイントにおいては、それは相手の癖を見極めることかもしれない。

それを優先した結果、1st gameを落としたとて、上記の目的が達成されていればそれは問題ない。

2nd game前に、1st gameで見極めた癖を乗り越える戦略を立て、2nd game以降で巻き返しに行けば良いだけの話である。

 

要は、今何をゴールに何をすべきか、を明確に見極めておくことである。

 

これがその時々の状況を踏まえながら柔軟にできることが2のプレッシャーを乗り越えることにも繋がり、3の切り替えにも繋がる。

 

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これをビジネス文脈でどう活用できるかについてはもう少し考えてみたいと思う。